こんにちは、河津町長の岸重宏です。

1．河津町立認定こども園の設置検討について

現在、河津町には公立幼稚園（さくら幼稚園）と福祉法人が運営する保育園（わかば保育園）が各１園あります。
認定こども園は、幼稚園と保育園の機能を併せ持ち、教育と保育を複合的に提供できる施設です。これまでも、子ども子育て支援事業計画作成時のアンケート調査でも認定こども園の要望が多くありましたが、保育園が民間経営である事など課題も多く、協議が思うように進みませんでした。
近年、河津町の出生人数は、コロナ前までは約30人前後であったものが、ここ数年では20人前後と大きく減少しております。幼児の教育保育需要が高まる中でも、幼稚園や保育園では今年度の入園者の状況は、保育園では０才児１名、１才児４名、２才児５名、３才児４名、４才児４名、５才児７名の合計25名です。幼稚園でも、３才児15名、４才児15名、５才児16名の、合計46名であり、定員数を下回っている状況です。
このような状況の中で、両園とも、今後入園者が増加することは考えられず、町議会からも「未就学児の推移から、教育保育提供体制を早急に検討されたい」との意見もあり、新たな対策として町立認定こども園の設置に向けて、検討を進めております。
すでに、担当課で関係者と個別に折衝を重ねており、基本的な方向性の確認ができたことから、今後は「河津町認定こども園設置準備委員会」を設けて、調査研究、連絡調整を行い、設置に向け推進してまいります。
なお、準備委員会のメンバーは、副町長、教育長、福祉介護課長、教育委員会事務局長、幼稚園長、福祉法人・理事長及び園長、家庭的保育事業者の８名で構成しています。

河津町では、６月１日より（次年度より４月第４水曜日）１０月の第４水曜日まで、危険な暑さから身を守るための暑さをしのぐ場所として、次の公共施設をクーリングシェルター（指定暑熱避難施設）として指定しました。熱中症特別警戒アラートが発表された際や発表時以外の運用期間中も、涼をとれる涼みどころとして開放しています。
自宅でエアコンが使用できない場合や涼みたい場合にご利用ください。
なお、今後は民間事業者のご協力をいただきながら、随時、民間施設をクーリングシェルターに指定する予定です。決定次第、ホームページなどで紹介していきます。
クーリングシェルター指定施設（６月１日現在）
① 河津町保健福祉センター　・平日９時～17時　・10名程度
② 河津町役場　・平日９時～17時　・５名程度
③ 河津町文化の家　・休館日以外の９時～１７時　・１０名程度
＊利用する際は各施設の指示等の注意事項をお守りください。

3．まちじゅうアート作品の展示について

河津町では、県が行っている障害のある人の文化芸術活動を支援する「まちじゅうアートプロジェクト」を利用し、絵画作品を借りて展示しております。
この活動は令和４年から継続的に年度切り替えで展示し、今年度も保健福祉センターロビーと役場庁舎１階通路の２カ所の展示作品が新しくなりました。作品は、猫の表情を可愛く描いた「スマイルキャット」などで、来所の際には是非ご覧ください。
この有料レンタル展示は、民間企業や個人の方の利用も可能ですので、協力できる方や詳細を聞きたい方は、役場・福祉介護課までご連絡ください。

令和７年6月30日