新型コロナウイルス関連情報

町長からのメッセージ ―第31回河津桜まつりの中止について―

令和3年1月18日 河津町長 岸 重宏

 本日、河津桜まつり実行委員会(委員長:観光協会長、構成員:町、観光協会、商工会、農協、漁協、森林組合の6団体)において、第31回河津桜まつりについては協議の上、中止が決定されました。
 1月14日の県知事会見では県東部地区の国の感染警戒区分がステージⅢでありながらステージⅣの状態に近いこと、最近の感染源についても、県外からの/県外への訪問者が発端になり、マスクなしの会話による施設や職場、家庭内、友人との会話、その後の2次感染によるものが多いと述べています。
 この様なことから、現状では爆発的な感染拡大地域と同一になるか、再び感染者の減少局面にいけるか、大きな分岐点に立っているとも述べております。
 この様な状況を踏まえ、県として県境を越えた移動の自粛、県外からの訪問に対する自粛要請、県内においても不要不急の外出を控えるなどの対策強化方針が示されました。
 昨日、1月17日の夕方には河津町では初めてとなる新型コロナウイルス感染者情報が県より入り、町ではホームページや同報無線、防災メールなどで町民に伝え、合わせてデマ情報の拡散やコロナ差別防止の呼びかけと、今後も引き続き感染症対策の徹底を呼びかけました。
 2月10日から3月10日まで開催予定の第31回河津桜まつりについては、これまで昨年8月より、実行委員会で協議を重ねて来ており、河津桜まつりの特殊性である入場エリアの制限や開花による訪問者などの制限が難しいなどの課題もあり、町民や観光客の安心安全を確保するために、検温シールや一方通行などの特別ルールを定めた対策を行い実施する方向で準備をして来ました。また、これまでの協議の中で、開催の判断基準を県の警戒レベル6段階のうち5レベル(特別警戒)に移行した時は、直ちに実行委員会で開催の可否を協議する事となっており、1月12日に県の警戒レベルが5に引き上げられましたので、急きょ実行委員会を1月15日、18日(本日)と2度にわたり開催し、開催可否について協議をいたしました。
 町として、町民の命と暮らしを守るとの基本姿勢を考え、開催可否判断を決める実行委員会の協議の中でも、これまでの方針のとおり、対策を行いながら開催する方向で意見を述べてきました。しかし、協議の中で総体的に中止をするべきとの結果を受け、また先ほどの県内の現状、開催の可否を判断する期限も考慮しながら、町としても中止し、諸課題の対策については、今後、実行委員会で進めるという苦渋の決断に至ることとなりました。
 関係者の皆さんには、情勢の変化による突然の中止でご迷惑をかけることになりますが、ご理解のほどよろしくお願いします。
 特に河津桜まつりの中止により関係事業者などにおいては経済的な影響も大きい事も承知はしておりますが、命を守るという重要な問題ですので、また、現在の県内の状況を見ても、危機が迫っているとの認識をご理解いただけたらと思います。町としても、今後も町民の経済活動をできるだけ支援できることも考えていきたいと思います。
 河津桜まつりには主に県外からの観光客が多く訪れます。都市部を中心として感染者の状況が拡大傾向の中、また医療機関等の感染者の受け入れ体制が逼迫(ひっぱく)している状況であり、これらの対策として国の方針では人の移動の自粛対策を強化する中で、町としても町民の命と暮らしを守るために、第31回河津桜まつりについては中止をするという実行委員会の協議による決定を理解するものであります。
 河津桜はこれからも咲きますし、発祥の地として、また町のシンボルとしての貴重な資源です。今年だけでなく、これから将来に向けて長い目で考えた時に、ここで無理をして開催した事による不信感を与えることも考え、強いては町のイメージダウンも考慮した中で、この様な結論に至りましたので、町民の皆様をはじめ全ての関係者においてもご理解のほどよろしくお願いします。

 

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